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楽しく夢中になる「学びの場」の創造に向けて

                                          東近江市立永源寺中学校 校長 髙橋 謙一

 令和8年度の会長を拝命いたしました。微力ではございますが、本県美術教育のさらなる充実に向け、力を尽くしてまいります。会員の皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 

 毎年、県内各市町において図画工作・美術の展覧会が開催されるとともに、本会主催の県教育美術展にも多くの作品が出品され、盛況のうちに開催されています。展覧会で子どもたちの作品を鑑賞すると、「どのような思いからこの作品を生み出したのだろう」「作品に表したかったことは、その子にとってどのような意味をもつものだったのだろう」など、子どもたちの思いや制作の過程に想像を巡らせることができ、鑑賞する楽しさがあります。また、指導者の立場からは、子どもと教師との間でどのような対話が交わされたのか、どのような材料や表現方法と出会い、活動を深めていったのかといった点にも関心が向けられます。そうしたことを指導者同士で語り合う時間は、互いの実践を学び合う貴重な機会となります。今年度も本会では、多くの子どもたちの作品に触れ、語り合い、学びを深める場として、さまざまな活動を展開してまいります。

 

 第75回滋賀県美術教育研究大会は野洲市において開催いたします。また、教育美術展は12月の審査会を経て、栗東歴史民俗博物館で開催される「子どもの学び展」へとつながっていきます。今年度の研究テーマは、「楽しく夢中になる『学びの場』の創造 ~かんじる、ためす、思いつく、思いふくらむ造形の時間~」です。ぜひ、日々の実践の中で培われた知見や経験を持ち寄り、思いを共有しながら、授業や作品について語り合っていただきたいと思います。

 

 近年は、働き方改革の推進や教育現場における人手不足など、さまざまな状況の変化により、研究会や研修会への参加が難しくなってきています。しかし、仲間とともに子どもたちの作品や学びの過程に触れながら学ぶことは、指導力の向上につながるだけでなく、教師一人ひとりがやりがいをもち、充実した教育活動を続けていくための大きな支えになると考えています。多くの皆様に本会の活動へご参加いただき、ともに学び合えることを願っております。

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